外壁の色褪せはなぜ起こるのか?
お家を建ててから5年、10年と過ぎると、綺麗だったお家も少しずつ色褪せてきているのではないでしょうか。
色褪せが起きると、そろそろ塗り替えをしたいと思っている方もいると思います。
主に色褪せが起きる原因としては、「紫外線による劣化」「経年劣化」「塗膜の機能性が低下」などです。
この色褪せは色や塗料によっても変わりますので、ご紹介させて頂きます。
色褪せしにくい色選び
外壁の色褪せは、色褪せしやすい色、色褪せしにくい色があります。
色褪せしにくい色
- 白色
無機顔料のため、化学変化も起こりにくいとされています。また、白色は紫外線によるダメージが他の色と比べてあまりありません。
- 黒色
黒色の塗料はカーボンブラックという原料を使用しているため、着色力が高い特徴を持っています。また、光に分解されないため、色褪せしにくい色になります。
- 青色
青色は紫外線や直射日光を反射しやすくダメージが軽減されます。また、原色ではっきりとした色なので、色褪せを感じさせにくい特徴もあります。
などその他ベージュやぐクリーム色といったものも色あせがしにくいです。
色褪せしやすい色
- 赤色
赤色が色褪せしやすい理由は、紫外線による塗料の性質が変化するからです。また、光を吸収するため、色褪せしやすいです。
- 紫色
紫外線に弱い有機顔料であることから、紫外線を受け続けることによって、化学反応が起こり色素が分解されます。また、光を吸収しやすいという特徴があるため、色褪せしやすいです。
- 黄色
紫外線によって、顔料の化合物の結合が弱まったり破壊されることと、紫外線の吸収によって窒素元素同士が結合している部分が多いため、色褪せしやすいです。
まとめ
色褪せしにくい色、色褪せしやすい色をご紹介しましたが、経年による影響でどの色でも色褪せはしてしまいます。
また、上記には書いてなかったですが、色褪せしにくい色を選ぶなら、ベージュやクリーム色も色褪せしにくく、よく皆様もお選びになられるのでとてもおススメです。
外壁塗装は何回も行うものではありませんので、お客様が好きな色、色褪せしにくい色、汚れにくい色などを中心に考えて自分の納得の色を決めましょう。
私たちは地元で60年以上塗装店を経営している専門家です。いろいろなお客様のニーズに合わせて、ご提案させていただいていますので、塗り替えを考えている方がいましたら、どうぞご安心してご相談ください。
このコラムは私・川合正起(3代目)が書かせていただきました。このほかにもお困りのことがありましたら、ぜひ以下からお尋ねくださいね。