緊急でコラムを書かせてもらっています。今回は2024年4月から足場代が高くなる理由をご説明いたします。
2024年4月1日から、足場設置における新ルールが始まります。
こちらをご覧ください。ここでチェックするポイントが3つがあります。
1.一側足場の使用範囲が明確化されます
2.足場の点検時には点検者の指名が必要になります
3.足場の組み立て等の後の点検者の氏名の記録・保存が必要になります
この3つが変りますので、簡単に説明いたします。
一側足場の使用範囲が明確化について
令和元年から3年に発生した足場からの墜落・転落による死亡災害56件のうち、8件が一側足場からの墜落によるものでした。
改正前→足場組立する際、建物と敷地内に1メートル以上の幅があったとしても最小限の部材で一側足場を組めた。
改正後→足場組立する際、建物と敷地内に1メートル以上の幅がある場合は本足場で組みなさい。
このことから、足場の材料が増える、それに伴いトラックの台数も増える、職人の手間が増える
これまで以上に足場組立、解体するのに時間がかかるため、1日に回れる現場が減る
近年材料費やガソリン代、運搬費が高騰しているので今まで通りの単価では採算が合わないので、単価が上がるのは必須
足場の点検時には点検者の指名が必要になることについて
足場を使う業者(大工、塗装屋、屋根等)はその日によって異なるので、足場を使う業者を指名し、点検してもらうための改正になっております。
まとめ
足場の材料増加、人件費、ガソリン代、運搬費等、足場代が2024年4月1日から上がります。
具体的にどのくらい上がるのかというと、一般住宅で約5万円~約10万円増加、アパート、マンションなど大規模工事になると数十万円~数百万円増加になります。
今回の事から、現在外壁塗装、屋根工事、防水工事など検討している方はお早めにご相談頂くことをおススメいたします。
また、何か気になることがありましたら、どうぞご安心してお問い合わせ頂ければ幸いです。