アロンコートST工法
こんにちは、カワイ塗装代表の川合です。
今回は、屋上のパラペット防水工事についてご紹介します。
この工事方法は、アロンコートSTと呼ばれる防水塗材を使用した工法になります。アロンSTは、塗膜がゴム系の防水材で、規定量を塗布することによって、クラック等ひびわれ、紫外線にも効果があります。
特に大型工場や倉庫、公共施設などのALC外壁に最適で、大面積施工に優れています。
この材料の特徴は、アンモニア臭のような独特な匂いがしますが、パターン付けといった多彩模様も施工可能な材料です。
非常に保護機能に優れており、、高い耐久性で美しい外観を長期間維持されています。
※写真に写っている人はカワイ社長です。
主にどのような効果があるかというと、以下の通りです。
1.漏水と鉄筋腐食を防止します。
アクリルゴムの優れた柔軟性により、外壁にコンクリートの乾燥収縮に伴うひび割れが生じた場合でも、塗膜は破談し難く、雨水の侵入を長期間シャットアウトします。これにより、鉄筋の腐食やアルカリ骨材反応によるコンクリートの膨張ひび割れを防ぎます。
2.コンクリートの劣化を防止します。
1㎜厚のアロンウオール塗膜は、コンクリートのかぶり約5mに相当します。アロンウオールは、優れた気密性により、炭酸ガスを遮断し、コンクリートの中性化を防止します。更に、改修工事によりアルカリ(中性化)復元効果などの優れた性能を発揮します。
3.ACLパネル外壁の劣化を防止します。
アロンウオールは、炭酸ガス、水分、塩化物イオンの侵入を防ぐので、炭酸化、塩害、凍害などによるALCパネルの劣化を防止します。また、ALCパネルのみならず目地を含めた連続被覆により、目地のシーリング材を保護し、防水性と共に耐久性も向上させます。
4.塩害や凍害も防止します。
外部からの塩化物イオンや酸素・水分の浸透を防止し、RC構造物の塩害による早期劣化を防ぎます。また、防水性とコンクリート内部の水分を外部に放出する呼吸性を併せ持っているため、躯体を常に乾燥状態に保ち、凍害防止にも優れた性能を発揮します。
5.外壁仕上げモルタルなどの剝落を防止します。
アロンウオールは、長期の柔軟性と、躯体保護機能により、外壁仕上げモルタルなどの剝離、剥落を防止し、地震などの災害時にも、被害を軽度に抑えることができます。
まとめ
このような防水機能、劣化防止等の事から、阪神淡路大震災時においても被害軽減を実証できました。ほかにも気になることがありましたら、どうぞご安心してお問い合わせ頂ければ幸いです。